朝起きて、外を見ると霧。少し雨も混じっている。
久々の登山で朝焼けが見れるかと期待していたのに、心底がっかりする。
朝焼けは諦めたものの、水晶からの絶景は見たいと、出発時間を遅らせることにする。
今日は高瀬ダムまでピストンで下山するだけなので、時間に余裕があった。
7時くらいまで粘っていると、だんだんと霧が晴れてきている。
ここぞとばかりに小屋を出発して水晶岳へ向かう。
なだらかな登山道を水晶岳へ向けて歩く。
青空も見えてきた。
途中から梯子も出てくる。
ピークへの登山道の最後の方は、結構急になってきて、雨が降った岩場は少しスリッピーで
慎重に登る。
ピークの直下の所で、ふと谷側をみるとブロッケンが。
四葉のクローバー的な、小さな幸福感を感じる。
頂上を見ると、本当にタイミング良く雲が取れて青空が。
周りの雲はまだ取れ切れていないけど、良い景色が見れそう。
期待感いっぱいで、最後の一登り。
頂上は圧巻。昨年も来たけど、やっぱりすごい。
北アルプスど真ん中は伊達じゃない。
見渡す限りが山、それも名立たる山々。
かれこれ1時間近く頂上でボケっと過ごす。
夏山は頂上でも過ごしやすい気温だからいい。
だんだんと怪しげな雲が湧いて来たので、下山開始。
水晶小屋へ戻る頃には、再び雨が降ってきた。
まあ、雨だけで風はそんなに無かったので、そのまま下山をする事に。
烏帽子小屋までは、ずーっと雨に打たれながらの時間。
やっと烏帽子小屋についた頃に青空が見えて、ブナ立ては難なく下る事ができた。
6~7割くらいは雨の山行で、思ったような景色は見れなかったけど、
少ない時間だけでも水晶からの景色を堪能できたのは、せめてもの慰め。
今度は新穂高から、鷲羽・水晶を回るルートをやろうと考えながら、
下山待ちのタクシーへ。
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name
Email
Comment
Post Comment