夜叉神峠の駐車場に29日の夜に到着し車中泊で3時過ぎまで寝る。
駐車場は結構車があり、6割くらいが埋まっていたよう。
午前3時過ぎに起きて、用意をしていると、ちらほらと夜叉神ゲートへ向かう人がいる。
全て単独行の方々。皆さん暗い中、颯爽と夜叉神トンネルへ歩き出している。
そのうちの1人の方に声をかけて頂き少し話をしたら、今日中に砂払まで行くらしい。。。
そんな鉄人達が続々と出発している中で、マイペースで準備をして、
午前5時半くらいにスタート。今日は池山小屋までの予定だ。
夜叉神トンネルを超えて、だんだんと日が昇ってくる。
林道から白峰の山並みが見えて、期待感はどんどん上がる。
準備運動的な感じで1時間ちょっと歩くと、鷲ノ住山への登山口。
登山口から入ると、いきなり切り立った岩とか、登りにくい道になっている。
荷物が重くて、結構怖い。
登山口から2,3箇所の急な所を過ぎれば山頂で、
そこからはいっきに野呂川吊り橋まで下る。
踏み跡もしっかりしていて、赤テープも設置されていた。
・・・けれど、斜度がかなり急。これは帰りは大変だな・・と思いつつ下っていく。
吊橋まで来て一休み。
先は長いので、なるべく休憩をとる。
吊り橋から再度林道へ合流する。
林道の壁から出た湧水が、路面まで流れてきて、
路面の一部が凍っている。気をつけないと、転倒する。
トンネル内も、ドでかいつららがあって、さらにそれが落下して出来た
氷の破片や、溶けて出来た水たまりが再度凍って、つるつるの箇所を作る。
そんな恐怖のトンネルをいくつも越えて、吊尾根の登山口を目指す。
出発から3時間30分以上が経過して、やっと、やっと、やっとアルキ沢登山口に到着。
日帰り山行がデフォルトの我々にとって、テン泊ツールを入れ込んだ荷物は
体力だけでなく、北岳へのモチベーションも容易に奪う。
もう今日はここまでで、良いじゃん、、、とかしばし議論をする。
いったん休憩して、心を整えて、時間もあるし、やはり計画通り小屋まで行こうとなる。
登山口からすぐに急登になって、いったんゆるやかになる。
ここが結構厄介で、赤テープ目印に行くと、途中1カ所わかりずらいところが出てくる。
出合った他の登山者の方々からも聞いたが、結構皆迷っているポイントらしい。
勿論我々も迷った。
何とか、登山道に復帰すると、今度は激しい急登。
北岳への道のりが果てしなく遠く感じる。
亀のごときスピードの我々の横を熟達者達は、
一定のペースでさくさく登っていく。
すでにスタートから7パーティーくらいに抜かれている。
とにかくゆっくり、ケガだけはしないよう登る。
長かった急登がゆるくなり、
雪がだいぶ出始めたところで小屋についた。
小屋には先着の方4名。外はまだテントは1つもなし。
なので、好きなところに張れるが、疲れていたのですぐ手近な場所に設営。
テント設営後はまったりしているところで、ちょうどAUの電波が入った。
丁度良いので明日・明後日の天気をヤマテンで見る。
どうやら、31日は絶好の登山日和との事、1日は午前中までは天気がもつらしい。
そのため明日砂払までの予定を、そのまま北岳のピークまで行くことにした。
そして1日はご来光を見て下山。
そうこう考えているうちに、16時ごろには就寝していた。
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⇒其の弐を見る
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